資金について考える

いま、みなさんに”どうしても伝えたいお金の話”があります。第7回は”資金”です。お金の支出が増えるイベントが3つあると言われます。教育資金、住宅購入資金、老後資金です。みなさんはこれらの資金を準備できていますか?

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●資金を調達する方法とは

資金はどのように調達すれば良いのでしょうか。その方法として、たとえば

  • もらう
  • 準備する(保険や貯蓄)
  • 借りる

ことが考えられます。3大イベント(教育、住宅購入、老後)はあらかじめ分かっているイベントですから、早い段階から計画的に準備できますよね。

●教育資金

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教育資金は幼稚園から大学まですべて公立の場合1,000万円、すべて私立なら2,500万円かかると言われます。
※文部科学省「平成26年度子どもの学習費調査」より

そんなにかかるの…。頭が痛くなってきた…。なんて声も珍しくはありません。幼稚園から大学までのお金を一気に準備する必要はないので、お子様が進学される過程にチェックポイントを設けて、いつまでに教育資金をどうするのか考えておきましょう。

①贈与(もらう)

現在、贈与税の非課税制度が充実しています。

教育資金の一括贈与時の非課税制度

平成25年4月1日から平成31年3月31日までの間に、個人(租税特別措置法第70条の2の2第2項第2号に規定する教育資金管理契約(以下「教育資金管理契約」といいます。)を締結する日において30歳未満の者に限ります。)が、教育資金に充てるため、①その直系尊属と信託会社との間の教育資金管理契約に基づき信託の受益権を取得した場合、②その直系尊属からの書面による贈与により取得した金銭を教育資金管理契約に基づき銀行等の営業所等において預金若しくは貯金として預入をした場合又は③教育資金管理契約に基づきその直系尊属からの書面による贈与により取得した金銭等で証券会社の営業所等において有価証券を購入した場合には、その信託受益権、金銭又は金銭等の価額のうち1,500万円までの金額(既にこの「教育資金の非課税の特例」の適用を受けて贈与税の課税価格に算入しなかった金額がある場合には、その算入しなかった金額を控除した残額)に相当する部分の価額については、贈与税の課税価格に算入されません。 ※国税庁HPより

直系尊属からの1,500万円までの贈与なら、贈与税がかかりません。でも30歳までに使い切ってください。直接お金を渡したりはしないでくださいね。といった内容です。

②保険(準備する)

生命保険を利用して使って教育資金を準備するという方法もオススメです。いまオススメなのは低解約返戻金型終身保険です。お子さんの進学に合わせて保険料払込期間を設定することで、教育資金の準備ができます。保険に早く入れば入るほど保険料が安いので、お子様が生まれたらすぐに入っておくことをおススメします。

 ③奨学金・教育ローン(借りる)

教育費が一番かかるのが大学です。大学までの進学が必要か、、、という意見もありますが、大学へ進学する必要があるのなら経済的な準備は必要です。しかし、大学での学費については”子供が将来返す”という前提でお金を借りませんか?

高校を卒業する頃には立派な大人です。

将来大学に行くのかどうかを高校に入学する頃には決めておく。そうすることで資金を準備することもできますし、第一種奨学金(無利子)を借りるための成績を目指すこともできます。もしも、子供がお金を借りるなんてとんでもない!と考えるなら、子どもと相談の上、奨学金や教育ローンについてしっかり理解を深めておくことが大切です。

●住宅資金

図2

夢のマイホームなんて言葉があるくらいですから、持ち家には憧れますよね。でも住宅資金ってやっぱり多額の金が必要です。住宅資金にはどのような資金の調達方法があるのでしょうか。

①贈与(もらう)

直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税

平成27年1月1日から平成33年12月31日までの間に、父母や祖父母など直系尊属からの贈与により、自己の居住の用に供する住宅用の家屋の新築、取得又は増改築等(以下「新築等」といいます。)の対価に充てるための金銭(以下「住宅取得等資金」といいます。)を取得した場合において、一定の要件を満たすときは、次の非課税限度額までの金額について、贈与税が非課税となります。 ※国税庁HPより

2017年9月までは、省エネ・耐震性・バリアフリー性の高い良質な住宅家屋の要件をクリアすれば1,200万円の贈与が非課税になります(上記の条件を満たさない場合は700万円)。

②住宅ローン(借りる)

住宅ローンを組む際には財形住宅融資を受けるか、フラット35などのような金融機関からの借り入れが一般的です。また、ローンを組む際は頭金の準備をお願いします。最長で35年間の返済が続くわけですから、住宅取得資金計画については慎重に考えましょう。

現在はマイナス金利の影響で住宅ローンの融資を受ける際の金利がとてもお得です。今が家を建てるチャンスなのかもしれませんね。

●老後の資金

①保険(準備する)

老後の資金を準備する方法としてオススメなのが、保険を用いた方法です。投資は怖いけど、貯金は利率が低い…。という方には保険を提案します。

主に個人年金保険養老保険などがオススメです。早いうちからコツコツと保険料を支払うことで、解約時に解約返戻金を受け取ることができますよ。

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②リバースモーゲージ(借りる)

老後の資金と言っておきながら借金を提案するのもどうかと思いますが、流行りなので紹介しておきます。

長期生活支援金(リバースモーゲージ)

低所得の高齢者世帯のうち一定の居住用不動産を有し、将来にわたりその住居に住み続けることを希望する場合に、当該不動産を担保として生活資金の貸付けを行うことにより、その世帯の自立を支援することを目的とする。 ※厚生労働省HPより

不動産を担保にして生活資金を借りる制度です。自宅を売却せず、家に住みながらお金を借りられるのが最大の特徴です。年金が少ない方や、生きていくためにお金が必要だという方のための最終手段です。金利変動による元本割れや、長生きリスクなど、利用者に対する負担が生じる場合もありますのでご注意ください。


今回は資金について考えてみました。生きていくうえでどうしても避けられない大切なお金のはなし。みなさんは人生の資金設計をどのようにされていますか?

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