FPについて考える

 いま、みなさんに”どうしても伝えたいお金の話”があります。第11回は”FP”です。
 
 日本では、まだ認知度そこまで高くない職業ですが日本のお金に関する知識を得るにはとても役に立つ資格です。今回はわたしが生業としている”FP”についてです。

●FPとは

顧客の収入や資産・負債など、顧客に対するあらゆるデータを集め、要望や希望・目標を聞き、現状を分析した上でそれに基づいて、顧客のライフプラン上の目標を達成するために、必要に応じて弁護士、税理士等の専門家の協力を得ながら、貯蓄計画、保険・投資対策、税金対策など包括的な顧客の資産設計を立案し、その手助けをしていく専門家。

※日本FP協会 HPより

 そもそも、ファイナンシャルプランナーってどんな仕事なの?と聞かれることがよくあります。やっぱりまだまだ認知度が高いとは言えない職業ですね。ここからはFPとして大切にしておきたいことについてお伝えします。

●パーソナルファイナンス

日本FP協会では、ライフステージ別に個人が身につけるべきお金の知識やスキルを一覧にした「パーソナルファイナンス教育スタンダード」に基づいて、人生の夢の実現をお金の面から考えていけるよう、さまざまな活動に取り組んでいます。

図1

※日本FP協会 HPより

 FPの仕事の神髄は”家計相談にある”と考えています。お客さまの家庭の収入状況や資産・負債などのあらゆるデータをじっくり時間をかけてお伺いします。そして、要望や目標を聞き、その目標を達成するために必要なプランを提案する。それがわたしたちFPの仕事であると考えます。

 ところが、この家計相談がカンタンではないんですよね。お客さまの年収や支出(定量的情報)を聞き出すのはカンタンです。実際のお金の流れを把握するだけでよいのですから。定量的な情報ではなく、お客さまのお金のクセ(定性的な情報)を聞き出すところがなかな難しいのです。

 わたしはお客さまのお金のクセに気づけるかどうかがFPとしての腕の見せどころ所です。

imagesお金のクセ、というのは人それぞれで全く違いますよね。

  • 旅行に行くのが趣味だという方がいれば、山登りが趣味だという方もいる。
  • 家でゴロゴロしているのが好きだという方もいらっしゃるかと思います。

 趣味だけではなくて、どんなお金の使い方をされているか、使い方をしたいのか・・・知る必要があります。お客さまの価値観です。時間のかかることですが、とても大切なことです。

●FPに求められること

 講師として様々な企業や学校でお金にまつわる話をすることもFPとしての活動です。でも、せっかくFPの資格を持っているんだったら、カンタンで分かりやすいお金のはなしをしてほしいと考えています。わたし個人としては

  • 児童や小学生向けにお金ってなんなの?働くってなに?ということを教えたい。
  • これから社会に出る学生には景気・経済ってこういう風に成り立っているんだよ!ということを伝えたい。

 こんなことを多くのFPの方々とやっていきたいと思っています。FPの認知度が上がるだけではなく、人生の後輩たちが今まで以上にお金に対して興味・関心を抱くことにつながるからです。これからの日本を背負う人生の後輩たちがお金のことを知っていたらこの国はもっとよくなると思います。

 また、講演活動だけではなくて、テレビに出ているFP、本を書くFPさんもいます。活動できることはまだまだあります。

図2

●景気の良し悪しはFP次第

 どうやら、日本のFPは不景気に強いようです。社会的不安や将来への不安を考えたときに自分のお金をどのように守ればいいかわからないという方が多いのかもしれません。

ファイナンシャルプランニングの在り方

 お金と無縁の人生はありえない。結婚・出産・育児・教育・住宅取得・老後と、人生の節目にはいずれも多額の資金が必要となる。そのために貯蓄が必要。その貯蓄も生活設計、将来設計にあった資金プランがなければ本当に必要なときに必要な金額が用意できず、ライフサイクル上の目標実現できないということになりかねない。
 自分の生活設計に適合する資金設計を立て、それを実行することで、より豊かな暮らしを実現することができる。また、退職後の生活や万一の際の経済的不安を取り除くことによって、精神的なゆとりを得ることにもつながることになる。 そこで、人生の流れの中で、いつどの程度の資金が必要なのかを考え、それに合わせて資金をどのように準備するかを考えることが必要になる。

※日本FP協会 HPより

 FPの仕事の根底にあるものは、より豊かな人生の実現のお手伝いをすることです。経済的不安を取り除くのではなく、豊かな人生を実現するために必要な資産設計を提案することがわたしたちの使命です。

 わたしたちFPはもっと多くの方へお金の回し方を伝える必要があります。わたしたちの社会的責任を自覚し、一致団結することで景気はもっと良くなるはずです。

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